花燃ゆ第17話「松陰、最期の言葉」まで観て
大河ドラマ「花燃ゆ」
吉田松陰の処刑の回(第17話)までの感想。
でもたぶん、この作品は、そういう細かい所を気にして観るのではなく、吉田松陰はじめ松下村塾の志士達が「日本国を守りたい」という一心で、各人が全力で生きていて、でも彼らも失敗したり悩んだりする等身大の人達だったんだと感じることで、視聴者にも勇気と活力を与えてくれるところに価値があるのだと思う。
何より、吉田松陰の名言の数々に、僕は毎回のように心を打たれていた。
- 本は文字ではない。人じゃ!(本を書いた無数の人達の経験に学ぶことができ、同じように悩んでいる人は自分だけではないと教えてくれるから)
- 知行合一(知識だけでも、行動だけでも意味がない。両方がそろってこそ、事が成せる)
- 逆境こそ人を育てる(牢の中で囚人たちを教育しながら)
- 僕がこの世で一番恐れているのは、何事も成さんこと、そして成そうとせんことじゃ!
- 君の志は何ですか?
そして、処刑される2日前に遺書として書いた「留魂録」にも書かれている、人間の一生を春夏秋冬の四季に例えた言葉。
自分の命は終わるけど、次の世代(久坂・高杉ら)が新しい時代を築くための「種モミ」となりたいという気持ちは、現代人には理解しづらいのだけど、僕は理解できるようになりたいと感じる。
たぶん、それをみんなが失くしてしまったら、日本人が日本人ではなくなる気がするから。
下記URLは、NHKサイトの「花燃ゆ」名言集。