アニメ「宇宙戦艦ヤマト2199」感想

年末に長男と2人で映画「宇宙戦艦ヤマト2199星巡る方舟」鑑賞。


2012年にリメイク版をTVでやっていた時は観ていなかったのだけど、数か月前に行った建設業の講演会(前田建設ファンタジー営業部が架空の仕事としてヤマト基地を設計見積りした話)で長男がメカに興味を持ったので、DVDを借りてリメイク版全26話を観てから新作映画を観た。


TV版については大まかなストーリーは昔と一緒なのだけど、旧作のツッコミどころの大部分に、SF・天文学・軍事的な考証で納得いく説明が付けられていて、とてもスッキリした。


一番スッキリしたのは、旧作ではヤマトがピンチに陥った時だいたい真田技術長が「こんなこともあろうかと思って用意していた」と言って秘密兵器を出し、敵の攻撃を回避したりするご都合主義がネタ化していたのだけど、リメイク版では一切なし。ヤマト2199は、乗組員みんなの知恵と勇気とチームワークでガミラスや宇宙航海のピンチを乗り切る、大人も楽しめる作品に生まれた変わっていたと思う。


ただTV版も映画も、ヤマト艦内の人間ドラマ(恋愛・思想対立)、敵であるガミラス側の権力闘争など、盛りだくさん(映画は第3勢力や新キャラが出てきて更に複雑)過ぎて僕もストーリー全部を理解できてないくらいなので、長男は良く分かっていないはず。今はヤマトやコスモゼロなどのメカが興味の対象なのだろうけど、いつか観返して、このアニメの本質テーマだと僕が思っている「宇宙への探求心」「人間の科学に対する付き合い方」「リーダーシップのあり方」「戦争の虚しさ」「異なる立場の人を理解すること」なども感じて欲しい。


とにかく僕としては、昔好きだったアニメを子供と一緒に観て楽しむことができて嬉しい。この調子で、2015年は「ガンダム」を一緒に観ようと思う。

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