書評「ノンフィクションはこれを読め! 2013 - HONZが選んだ110冊」感想
ノンフィクションはこれを読め! 2013 - HONZが選んだ110冊
- 作者: 成毛眞編著
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2013/10/24
- メディア: 単行本
- この商品を含むブログ (2件) を見る
ノンフィクション書籍紹介WebサイトHONZの書評をまとめた本
小説・ビジネス書以外の教養本も読んで読書の幅を広げたい、でも何を読んだら良いか分からない、そう思っていたので読んでみた。
ジャンルとしては、歴史・文化・事件・テクノロジー・サイエンス・アートなどの書評が各1~3ページずつ。
既に読んだことがあったのは110冊中、「統計学が最強の学問である」「オタクの息子に悩んでいます」「未来の働き方を考えよう」の3冊。
のようなハードな本から、
などまで、教養の分野の幅広さ・奥深さ、そしてそれを究めようとするHONZの読書バカな人達の好奇心の強さをひしひしと感じた。
僕も、人に読みたいと思ってもらえるような書評が書けるよう、文章力・視野の広さをもっと身に付けたいとも思った。
読みたいと思った本をいくつか。
「世界でもっとも強力な9のアルゴリズム」
検索エンジン・公開鍵暗号・誤り訂正符号・データ圧縮・データベースなど、パソコンやインターネットを扱う上で必須の技術が、素人にも分かりやすく書かれているらしい。復習のためにも読みたい。
「謎の独立国家ソマリランド」
内戦のため、世界で最も危険な地域ソマリアの隣にある、なぜか平和な民主主義国家ソマリランドのルポ。なぜこの国が平和で独立できているのか、書評の中には書かれていないのでとても気になった。
「これが物理学だ!マサチューセッツ工科大学「感動」講義」
力学、気圧・水圧、光、音、電気・磁気など、NHK Eテレ「MIT白熱教室」の面白実験講義を書籍化したもの。教育番組「考えるカラス」蒼井優の実験を見ていても答えが全然分からず、子供にしめしが付かないので、読んでおきたい。
「ゼロからトースターを作ってみた」
大学の卒業制作にパンのトースターを作った青年の奮闘記。「ゼロから」というだけあり、鋼鉄・断熱材用の鉱物・プラスチックなどを鉱山等から採取するところからスタートするという部分が、バカバカしくも真摯で笑える。