人形劇「シャーロックホームズ」第1回「最初の冒険・前編 ~『緋色の研究』より」感想
4年前NHKで放送していた、三谷幸喜脚本の人形劇「新・三銃士」。子供と一緒に毎週ワクワクしながら観ていた。
で、3/25(火)から、人形劇第2弾「シャーロックホームズ」が始まり、第1話は僕としては期待通りの面白さだった。
(本放送は全20話で10月からだけど、3/25(火)~3/27(木)に3話まで先行放送)
- 作者: コナン・ドイル,えすとえむ,駒月雅子
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2012/02/25
- メディア: ペーパーバック
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コナンドイルの原作小説とは異なり、舞台は学園で、ホームズとワトソンは15歳の少年。
殺人事件は起こらず、美術の授業で作った石膏像が壊されるとか、食中毒とかの身近な事件を、ホームズが観察力・科学力・推理力で解決していく。
脚本家の三谷さん曰く、設定は異なるけど原作オマージュをちりばめているので、「これを見て楽しめなければシャーロキアンじゃない」とのこと。
僕もあんまり「シャーロックホームズ」詳しくないので、原作小説を読んで予習中。
お蔭で、第1話の石膏像が壊される事件の元ネタが「6つのナポレオン」で、犯人や被害者の名前も原作通りなことに気付き、ニンマリできた。
小説を改めて読んで感じたのは、「シャーロックホームズ」の魅力は、読者が犯人を推理して楽しむことではなくって、ホームズの変人ぶりとかワトソンに対するツンデレとかのキャラクターの面白さだということ。
人形劇でも、そのキャラクターの魅力を踏襲しつつ、ターゲット視聴者である小学生へのメッセージ(友情、思索することの大事さ、将来への希望)が込められていたと思う。
僕が父親として、小学生の長男に伝えたいことを代弁してくれているようにも感じる。
これから、子供と一緒に楽しみに観ようと思う。