日産自動車工場見学

2/11(火) 福岡県京都郡苅田町日産自動車九州 工場見学へ。

子供たちよりも、僕の方が真剣に見ていて、楽しめました。

大人にもお勧めです。

http://www2.nissan.co.jp/AREA/FUKUOKA/INFORMATION/virtual2.html

 

学んだこと

  • 敷地内に第1・第2工場があり、見学できる第2工場では、X-TRAIL・NOTE等の4車種を同一ラインで完全受注生産。そのため、注文を受けた順にいろんな車種・色・オプションの車が混在して同一ラインで生産ライン(ベルトコンベア)を流れていく。
  • 生産工程は、(1)プレス (2)車体組立 (3)塗装 (4)組立 (5)ファイナルテスト の5工程。
  • 生産量は1~2分に1台。1台の車が生産される所要時間は約20時間。
  • 工場は2交代(8-17時,20-5時)。
  • 1台の車の部品数は、ネジまで含めると2~3万個。同一ラインを様々な車種・色・オプションの車が止まらずに流れていくので、作業員がミスなく迅速に作業できるようにするための工夫がいろいろなされていた。 (車と一緒に必要な部品だけが乗った台車も流れていく。その部品を台車に入れる人は部品置場の棚のランプが付いた物を順番に入れるだけで良い。等)

感じたこと

  • 製鐵所から出荷された薄板自動車鋼板のコイルが、最終製品である自動車になっていくまでを見ることが出来た。自分の仕事(鉄鋼のシステム)が世の中にどのように役に立っているのか、を改めて認識できて良かった。
  • 鉄鋼業と比べると、生産工程のバリエーションが単純で、製品の種類は少なく、ロットまとめ等の生産効率を考えなくて良い。その反面、ベルトコンベアーでずっと製品が流れていくので、1台1台を正確に識別して、速いスピードで作業指示する必要があると思った。システムの難しさは、そのような点かと思う。
  • 工場の組立作業員は、ムダを極限まで排除した結果、同一作業を何時間も休まずに続け、機械の指示に忠実に従うことを求められる。ハードで単調で大変そうな仕事のように思った。